いぼ痔

いぼ痔(痔核)とは

img src=”https://www.dohtai-clinic.jp/wp-content/uploads/975296.png” alt=”痔のイラスト” class=”alignright” />肛門にイボのような腫れができた状態で、内痔核と外痔核に分けられます。直腸と肛門上皮は歯状線で分けられますが、歯状線より内側にできたものが内痔核、外側にできたものが外痔核です。肛門上皮は知覚神経があるため外痔核は内痔核に比べて痛みが強く現れます。内痔核と外痔核では症状や治療法が異なります。 痔核は、排便時のいきみや便秘など肛門への過度な負荷が主な原因で発生します。これは、肛門周辺への負荷によって血流が阻害され、毛細血管が多く集まる肛門周辺の静脈叢(じょうみゃくそう)がうっ血して腫れが起こると考えられています。

内痔核の主な症状

内痔核内痔核は直腸下部の粘膜に発生します。粘膜には知覚神経がないため、痛みを感じることはほとんどありません。内痔核は出血を起こしやすく、時に便器が真っ赤になるほどの出血を起こすことがあり、これで内痔核の存在に気付くこともよくあります。内痔核は進行すると排便時に肛門外へ出てきますが、しばらくすると自然に元の位置に戻ります。進行すると指で押さないと戻らなくなり、最終的には戻せなくなります。また、進行して炎症を起こすと痛みなどの症状が起こることもあります。

重症度をわかりやすく分類すると下記のようになります。

1度
  • イボ状の腫れが肛門内にとどまっており、脱出しない
  • 痛みがない。
  • 排便時の出血がある
2度
  • 排便時に脱出するが、自然に戻る
3度
  • 排便時に脱出し、指などで押し込まないと戻らない
  • 炎症などにより痛みを伴うことがある
  • 排便時の出血がある
4度
  • 痔核が常に肛門外に脱出している
  • 指などで押しでも痔核が戻らない
  • 嵌頓痔核
    ※これは内痔核が脱出して括約筋に締め付けられて腫れ上がった状態で、激痛を伴います。

外痔核の主な症状

外痔核外痔核は肛門上皮から肛門外側の皮膚にでき、皮膚ですから知覚神経があって痛みを伴うケースが多くなっています。 発症時に急性の炎症(静脈炎)が起こった場合、激しい痛みを生じます。

  • 痛みがある ことが多い
  • 腫れが強くなると痛みも激しくなる
血栓性外痔核

肛門周囲に血の塊ができた状態です。違和感程度から激しい痛みを起こすものまであり、強いいきみや重いものを持ったことが原因になって発生します。

いぼ痔の治療法

当院では、いぼ痔の手術に対応しております。術後の安全性を考慮して原則入院していただいております。

ジオン注射(ALTA療法)

ジオン注射内痔核の治療に適しており、注射だけで脱出や出血の改善が見込めます。治療時の痛みもほとんどなく、翌日から日常生活に復帰できます。10%程度の再発が認められますが、再度この治療を受けることもできます

結紮切除術

内痔核や外痔核の根治療法として最も一般的に行われており、再発が少ない治療法です。痔核を結紮して切除するので痛みや出血のリスクがあり、機能を損ねないよう丁寧に行っても排便障害が残る可能性があります。そのため、内痔核だけの場合には、ジオン注射をおすすめしています。

ジオン注射+結紮切除術

内痔核と外痔核の両方ある方に、内痔核にはジオン注射、外痔核には結紮切除を行うハイブリッド治療です。根治性が高く、術後の痛みや出血もある程度抑えることができます。

ACL(肛門クッション吊り上げ術)法

ACL患部を切り取らずに吊り上げて元の位置に戻す手法です。肛門機能にダメージを与える可能性がほとんどなく、術後の疼痛や出血も抑えることができます。傷跡が残らないため、見た目も自然です。

輪ゴム結紮術

輪ゴム結紮術内痔核の根本を輪ゴムで縛り、血流を止める治療法で、数日後に痔核が自然に脱落します。脱落までの間、下痢や便秘をしないよう配慮する必要があります。根治性が低く、時間経過とともに元の状態に戻ることもよくあります。

PPH法

PPH内痔核上方にある直腸粘膜と血管をリング状に切除して吻合し、痔核を正常な位置に吊り上げて退縮を促します。知覚神経がある肛門周囲の皮膚を切開しないため、術後の痛みが抑えられます。

手術費用について

いぼ痔の手術は健康保険が適用されますが、症状や状態などによって費用が異なります。 ここでは3割負担の場合の目安の金額をご紹介しています。また、別途入院費用がかかることもあります。

ジオン注射(ALTA療法) 約20,000円
ACL(肛門クッション吊り上げ術)法 約30,000円
結紮切除術 約20,000円~約30,000円
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